太陽と戦慄パートⅡとスターレスと21世紀の精神異常者ミラーズ
最近、プログレを聴くことが多くなった。
梅雨の天気の具合なのか。
まあよく分からんが、プログレなのだよ。
好きなバンドはたくさんあるんだが、
昨年末にライブに行ったキングクリムゾンを聴くケースが多い。
なぜか。
感動したから笑
感動ポイント1
今まで見たライブで、
こんなにも杖を持った人たちがいたライブは見たことがなかった。
これは、ある意味感動的なことで、そうまでしてもキングクリムゾン のライブは見たかったと言うことの現れだよ。
大学教授のような(フリップ先生のような)いでたちの方が沢山いました。
また、私の席の前には若い外国人の女性が複数いたり。
ステージは全席に3人のドラマー。
その後ろに他のメンバーという構成。
3人もドラマーは要らないなんてツイートもあったが、
私は楽しめた。
なぜかと言うと、3人のドラムのトーンが違ったから。
それぞれ個性があったので、むしろ楽しめた。
感動ポイント2
1曲目がなんと、大好きな「太陽と戦慄パートⅡ」だったこと。
オープニングは3人のドラムソロ。
その背後でチューニング。
そして1曲目、あのSEが流れ、ガツツガツツガツ、ガツツガツツガツとフリップ先生のバッキングが!!!!!
あー、やばい。
これはやばい。
どんどん名曲が繰り広げられました。
1部の最後は「クリムゾン・キングの宮殿 」
感動ポイント3
個人的に1番感動したのは、2部のラスト。
そうあの名曲「スターレス」
メロントロンのイントロが会場に流れた時、私の感動で震え涙を流してました。
そして、フリップ先生の甘いトーンのイントロが……。
もう死んでもいい、そのくらい感動しました。
ライブ行って良かった!
ただ心残りなのは、REDが聴けなかったこと。
次の来日公演は1回じゃなくて複数行くか!
って思ったくらい。
で、
最後のアンコールは御多分に洩れず
「21世紀の精神異常者」
ビートルズのアビーロードをチャートから引きずり落とした、
キングクリムゾン のデビューアルバムの1曲目を飾る名曲。
子供のころ、初めて聞いた時はびっくりした。
だって、ボーカルが歪んでんだもの。
「Cat’s foot, iron claw」
ピンク・フロイドの狂気を聞いた時と同じくらいびっくりした。
と言うわけで、そのライブの雰囲気を味わって貰いたくてこの2曲聴いてみてね。
追伸:
太陽と戦慄って、英語では「Larks’ Tongues in Aspic」
これ和訳すると「雲雀(ひばり)の舌のゼリー寄せ」
なのだけれども、この曲のパート1とパートⅡを聴く限り、
私は「雲雀(ひばり)の舌のゼリー寄せ」には思えなくて。
Larks’ Tongues in Aspicを細かく分解すると、
Larkはひばり。
野鳥にひばりね。美空ひばりじゃないよ笑
Tonguesは舌だよ。
Aspicはフランス語ではコブラの意味があるらしい。
だから「コブラが食べた腹のなかのひばりの舌」と言うごり押し的な和訳。
ほとんど、ゴリ押しなんだけれども、
あの曲を聴いて「雲雀(ひばり)の舌のゼリー寄せ」だよねって思えるん神経がわからん。
むしろ「コブラが食べた腹のなかのひばりの舌」の方が納得いくんじゃねえか?
私は勝手に「毒ヘビがひばりを襲って食べた経緯」を連想してしまう。
あの曲を聴いたらどうしてもそう連想してしまうよ。
このように、クリエイティブな作品ほど聴き手の解釈で自由に楽しめる遊びを作ってくれる。
これがまた楽しい。
どっちが正しいかとなんて、バカらしいからやめな。
あなたの解釈も、私の解釈も
どっちも正しい!
それが、クリエイティブな作品を楽しむコツ。
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